平素は、本会施設・事業所の運営に多大なるご尽力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、本会では、新たな第17期役員体制のもとに、次なる時代への第一歩を踏み出すこととなりました。
令和4年から整備を進めてまいりました「特別養護老人ホーム藤のれん」は、令和5年6月24日に竣工式を執り行い、7月1日に開所する運びとなりました。整備に向けてご尽力賜りました関係者の皆様に、心からお礼を申し上げます。当施設では、「まなぶ。みとる。まもる。」をコンセプトにして運営を行い、看取りを必要とする利用者様を積極的に受け入れますとともに、福祉や介護について地域の人々が学びあえる場を提供するほか、災害時の福祉避難所としてご活用いただくこととしております。
一方、本会では、新たに事業計画を策定し、利用者様の視点からサービスの向上を目指すこととし、地域ニーズの変化に対応して、事業を発展的に展開できるよう取組を進めることとしております。
具体的には、①地域の関係法人と連携し新たに総合的な相談支援活動を推進するほか、②特別養護老人ホームや通所介護事業における業務の見直しを進めており、介護現場における事務的業務の集約化やICTの活用によって、業務の円滑化や効率化を図り、生産性の向上を目指しています。さらに、③職員の教育・育成にかかる取組を一層推進するとともに、職員の「働く」環境の改善を図り、職場への定着化を促進するため、企業ホワイト化など具体的活動を展開しています。
こうした取組が将来への確実な一歩となりますよう、より一層努力をしていく所存です。
今後とも、関係の皆様のご支援やご指導を賜りますよう、心からお願い申し上げます
社会福祉法人光養会は社会福祉事業の主たる担い手として21世紀に相応しい社会福祉の増進のため、経営基盤の強化を図るとともに「サービス」を追求し、より質の高いサービスが提供できるよう創造性を駆使し、地域社会に貢献するとともに、責任ある事業の推進にあたり豊かな人材の育成や新しい機能の構築につとめるものである。
また、愛敬の「良知」を明らかにしてひたすら人間としての完成に打ち込んだ「近江聖人中江藤樹」を日常の鑑として常に使命感をもって利用者の主体性を回復し、その自立を支援するものである。
平成12年6月7日 社会福祉法施行の日に